GoogleカレンダーとAppleカレンダーの同期がCalDAVで取れなくなった時の対処法
日頃のスケジュール管理はGoogleカレンダーを使うことが多いのですが、iPhoneやiPadで使う時にGoogleカレンダーアプリの使い勝手が良くなかったので、CalDAV経由でAppleカレンダー(当時はiCalと呼んでましたが)と同期させて、それをハチカレンダーやLifebearやTimeTreeのようなスケジュールアプリで読み込んで使っていました。GoogleカレンダーがCalDAVに対応してからそんなに経っていない時期からだと思うので、多分10年近くなるでしょうか。(余談ですがAppleのカレンダーアプリの使えなさはいまだに解消されません。どうにかして欲しいところです)
ところが最近、同期がうまく取れていないことに気付きました。Googleカレンダーからの読み込みはできているんだけれど、iPhone/iPad側からの書き込みがどうもできない。それでCalDAVの設定がおかしくなっているのかと思って設定をし直すんですが、「パスワードが不正です」というようなメッセージが出てうまく設定ができません。
原因を追求したいところですが、ドツボにハマりそうなのでとりあえず対処法だけ書いておきます。
対処法1:最新のGoogleカレンダーアプリを使ってみる。
しばらくGoogleカレンダーアプリを使っていなかったようであれば、一度使ってみてください。以前よりも結構使えるようになっています。特に月毎表示の見やすさが向上しているように思います。それと一番大きなメリットは、同期をどうするかとか考えなくても直接Googleアカウントを指定するだけで読み込み/書き込みができることですね。これで事足りるという方も多いんじゃないでしょうか。
対処法2:Appleカレンダーとの同期にGoogleアカウントを使う。
CalDAVではなくて、直接Googleアカウントを指定して使えます。設定の仕方はこんな感じです。
- iPhone/iPadで「設定」を開きます。
- 「カレンダー」→「アカウント」→「アカウントを追加」と進み、「Google」を選択します。
- Googleアカウントへのログイン画面が出ますので、指示に従ってログインします。
- 同期したいデータの種類が選択できますので「カレンダー」を有効にします。(メール・連絡先・メモも同期できますが、ここではカレンダー情報だけ同期したいので無効にしておくと良いと思います)
- 右上の「保存」をタップすると「Gmail」という名前のアカウントができています。
- このままだと他の画面で設定をするときに分かりにくいので、「Gmail」を選択し「アカウント」→「説明」の項目を「Googleカレンダー」などの分かりやすい名前に変更しておきます。
これでAppleカレンダーとの同期ができるようになりました。
番外編:どうしてもCalDAVを使いたい人へ。
下記URLから認証にcaptchaを使わないようにアンロックをしてみるといいんじゃないとかいう情報もありましたが、やってみたけどダメでした。
https://accounts.google.com/b/0/DisplayUnlockCaptcha
どうしてもというのであれば、もう一度CalDAVアカウントを作り直してみるといいかもしれません。作り方は以下。
- Phone/iPadで「設定」を開きます。
- 「カレンダー」→「アカウント」→「アカウントを追加」と進み、「その他」を選択します。
- 「CalDAVアカウントを追加」を選択し必要な情報(サーバ、ユーザ名、パスワード、説明)を入力します。(サーバには「https://www.google.com/calendar/dav/自分のGmailアドレス/user」のようなCalDAV登録用のURLを指定します)
- 「SSL接続できません。アカウントをSSLなしで設定しますか?」とメッセージが出たら「続ける」を選択します。
うまくいけばこれでCalDAVアカウントが登録できるかもしれません。でもうちの環境では残念ながら繋がりませんでした。
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